キノコ狩り戦略白書
目次
●『キノコ狩り』
夏の終わり頃から晩秋はまさにキノコ狩りの季節です。
私は釣りや写真、バイクでのツーリングなど様々な趣味をしていますが、キノコ狩りの季節になると殆どキノコ狩りばかりしています。山の散策は良い運動になりますし、無料(タダ)でおいしいキノコを入手することができます。ご近所におすそ分けすると高級お肉になって帰ってくることもあります。
●『昔のキノコ狩り事情』
昔はあまりキノコ狩りする人はいなかったみたいです。秋は稲刈りの季節で、今みたいに農業機械が発達していなかったため人手が必要でした。そのため、とてもキノコ狩りに行く余裕はなかったとのことです。キノコ狩りをしているような人は旅館に卸したりしている人で、仕事として生活のため毎日山に登ってキノコ狩りをしていたとのことです。キノコの収穫量は、現在よりも大量に採れ、止め山などをしている所は少なく何処からでも入山でき採り放題であったといいます。(爺ちゃん談)
●『現在のキノコ狩り事情』
私の個人的見解として、シーズンなるとキノコ狩りをする人は結構いると思います。ただ、山ですれ違う方々は、年齢層が50~80歳台の中高齢者が殆どです。山は地主や、管理組合が止め山(縄を張って入山禁止にすること)したりして、キノコが採れる場所と分かっていても入れないところが多く、収穫量も昔と違い少なくなったといわれています。以前はキノコが沢山生えていたポイントが今は全く採れなくなったという場所が沢山あるそうです。
●『キノコが採れなくなった原因』
考えられる原因として、昔と違いマキ集めなどで山に入る人が少なくなったり、山を管理する人が減ったりして山中が荒れ放題、木々は育ち放題になり環境が変わったためと考えられます。また、他にも温暖化の影響や大気汚染、異常気象が原因とも言われています。
しかし、安心してください!以前より採れなくなったというだけで、普通に採れます。近年のキノコ狩りの成果を見てもらえれば分かります。年々で収穫量のバラツキはあるものの、全く採れなかったという年は現在までありません(。◕ˇдˇ◕。)/
●『キノコ狩りに適した服装と必要なもの』
キノコ狩りを行うには、大抵山に入る必要があります。安全探索するために適した服装と装備品をご紹介していきます。
☟ネットで見つけたイラストですが、キノコ狩りにベストな服装といえます。しいて言えば、トレッキングシューズよりも長靴がおススメです。
☞必要最低限の装備
近場の山:辺りを見回して自分の位置が把握できる所
手袋 | キノコを入れる袋・籠 | 水500ml | 飲み物500ml |
タオル | 帽子 | 長靴 | 虫刺されの薬 |
ティッシュ | スマホ |
深い山(近場の山の装備にプラスα):周囲を見渡すだけでは自分の位置が把握できないような所
ホイッスル | 熊よけ鈴 | 音追いピストル | 地図 |
方位磁石 | 携帯食料 | 登山用杖 | ナイフ |
カッパ | 虫よけ |
最低でも上記の道具は持参するようにしましょう。水500mlは飲料水代わりになるのはもちろんのこと、ケガをした時の洗浄に使えるので忘れずにリュックに忍ばせましょう。表には記載しませんでしたが紐などの駆血道具があると、もしもの時に役立ちます。
●『キノコ狩りの注意点』
キノコ狩りを行う上で注意すべき点です
- 毒キノコを採らないようにする
- 自分がどの辺にいるか把握できる
- 水分補給
- 蜂や蛇などの危険生物が潜む可能性
- 装備品や恰好
- 入山して良い山かどうか
- 家族にはどの辺に行くか伝えておく
- 天気が悪い日は行かない
①②は当然のことですね。③は前述した通りです。④は、これもとても注意すべきことです。私は2018年のキノコ狩りでキイロスズメバチの巣に気づかず近くまで寄ってしまったことがありました。谷の斜面を散策していると『ブーン』と音が聞こえるわけです。顔を向けると蜂が6匹くらい目線の高さ位でホバリングして威嚇していました。あの時は、ビックリしすぎて谷を転げるように逃げました。遠くから現場を見ると頭上2mぐらいの所に丸い巣がありました。蛇(マムシ)にも2回遭遇しました。毒蛇です。普通なら何もせずそっと避けて通るとおるですが、私は捕まえて家でBBQして食べてしまいましたが。。。(´-ω-`)私にとって貴重な食材です、、、過去のことで今こうしてブログとしてスラスラ書いていますが、実際はとても危険な遭遇対象です。熊が出る可能性もあります。命に関わりかねないので熊よけ鈴やキンチョールなど対策グッズは必需品です。
山の深さで必要かと思います。⑤は🍄採りに行くぐらいの方ならば恰好の大切さはお分かりと思いますが、初心者を連れて行くときは、事前に伝えて安全な恰好を準備してもらう必要があります。⑥止め山や入山禁止エリアは、逮捕沙汰になりかねないので事前に入ってよい山か確認しておく必要があります。私の場合、入りたいエリアが決まったらまずその入山入口付近に行ってみて、近くを通りがかる人、もしくは付近の果樹畑で作業している人を探して入ってよい山がどうか聞くようにしています。⑦は、例えば山で事故にあい動けなくなり捜索隊が出動した際に、捜索範囲を絞りやすくするためです。⑧雨の日やガス(霧)がかかっている日は無理をしない方が良いです。雨で濡れて滑りやすい地面は事故の元ですし、ガスで周りの風景が見えないと自分のいる場所が分からなくなります。まぁ私の場合は、多少の雨やガスの日もキノコ狩りに行くのですが。。。だってキノコの成長は止まってくれないですし、今の時代スマホで自分の位置が分かりますからね( *´艸`)もちろん気は引き締めて出陣します‼
●『キノコ狩りに便利なアプリ』
山などを散策しているとき、一度はきのこを見つけたことがあると思います。そんな時、名前が分からなくて、ただ怪しいキノコと決めつけスルーしたことはありませんか?はたまた、食用の可否を爺ちゃんに聞いて若かりし記憶を頼りに判定してもらうということはないですか?食べられて美味しいキノコなら勿体ないですし、記憶を頼りに食用の可否を判断することはとても危険なことだと、私は考えます。
そんな時に便利なアプリがあります。
『きのこ判定機』というアプリです。これは、キノコを撮影すると、そのキノコが何というキノコか判定してくれるというものです。さらに、撮ったキノコの写真は、採集場所とともに記録することができるので、自分だけのきのこMAPを作れます。
※判定機性能は100発100中ではないので過信は禁物です。
●『キノコ別、探索ポイント』
一概にキノコといっても、その種類は膨大でそれぞれ生育環境が違います。対象キノコの生育環境にあった場所を探さなくてはなりません。この『キノコ狩り戦略白書』では、私が主に採取対象としているキノコで、松茸、香茸、なめこ、赤キノコ、ホンシメジについての生育環境の特徴を説明していきます。
ちなみに、ほとんどのキノコは毎年大体同じところに生えるので、1度見つけてしまえばこっちのものです(。◕ˇдˇ◕。)/
🍄松茸(マツタケ)
キノコの王様。日本人になじみ深い高級食材。
【松茸が生えやすい環境】
- 南向きの斜面
- 赤松林(直径約50㎝以上の幹≒樹齢が長い木は×)
- 朝早くから夕方まで日が当たる場所
- 風通しが良い(雑木が少ない)
- 地面は乾燥気味
上記は全て重要なポイントです。
🍄香茸(コウタケ)(別名:シシタケ)
超絶甘い香り。レア度は松茸以上かも。個人的には、松茸よりもこっちの炊き込むご飯の方が好きです。
【香茸が生えやすい環境:私の経験則】
- 風通しが良いところ
- 周りに笹が生えている所
- 南西向きの斜面
- 日の当たり始めが遅いところ
- 峰から八分目の高さ
- 周りに杉や松があまり生えていない
【一般的に知られる生えやすい環境】
- 湿度が高いところ
- 山つつじが近くに生えている
- 谷の底付近
- 近くに川が流れている
- 山の影
- 栗の木が近くに生えている
一般的に知られている生えやすい環境では、見つけたことがありません。( ̄□ ̄;)!!ズバリ
でも、昔TVで山つつじの根元に生えている映像を見たことがあります。👀
🍄なめこ
天然のなめこは、大きさも歯ごたえも全然別物です。1か所見つけだけでも大量に収穫できる可能性があります。
【なめこが生えやすい環境】
- 南向きの斜面
- 弱った楢の木(倒木も可)
- 木の根元
- 風通しが良い
南向きの斜面でなくても生えますが、私が採取している所は、南向き斜面が多いです。また、なめこは楢の木に生えますが、元気な木ではなく、弱った木に生えます。探すポイントとしては、広範囲を見渡し、木の上の方に他のキノコが生えている木を見つけたら、近くによって根元を調べてください。採取時間は朝方がおススメです。昼になると乾燥して傘がカピカピになってしまっている場合があります。
🍄赤きのこ(別名:サクラシメジ)
昔はハケゴ一杯採れたらしいきのこ。現在はとても貴重であまり見なくなりました。大根葉と一緒に炒め物に入れると絶品です。
【赤きのこが生えやすい環境】
- 湿度が高い所
- 日陰
- 谷の底付近
- 地面は常時湿っている
上記からも分かるように、このキノコの発生には周囲の湿度が大変重要になってきます。中な釣りでいうランアンドガンが必要なキノコです。群生するため、1本見つけたら周囲もよく探してみましょう。地面に生えるキノコです。
●キノコに関するおススメ書籍(図鑑)
おススメの🍄きんこ図鑑をご紹介します。その名も『よくわかる きのこ大図鑑』です。この本は、持ち運ぶには大きすぎるので家で見る本としておススメです。キノコの写真が大きく綺麗に掲載されています。そして、どんなところに生えているか、食べ方、発生時期など簡単ではありますが記載されています。見ていて、早くキノコ狩りに行きたい~と思えてしまう本です。365ページもあって、まさに大図鑑に恥じない内容に仕上がっています。
よくわかるきのこ大図鑑 場所・かさ・柄・胞子 [ 小宮山勝司 ]
同じよくわかるシリーズのこちらもおススメ☟1冊が1,650円。このボリュームと紙質でこの値段はお安いと思います。電子書籍が急速に普及してきている昨今ですが、こういった図鑑系は、手に取ってじっくり見たいですよね。👀
●なかなか探せないなら。。。生えているポイントをお教えします(;一_一)/
🍄きのこ狩りポイント🍄の販売ページへ(note)☜準備中です<m(__)m>
有料noteの価格は、山菜やキノコといった採取対象物の貴重性を加味して独自に設定していく予定です。
山菜やキノコは豊作不作の年があり、その年の天候に左右されますが、生えるポイントは大体一緒の所に生えるものです。1度ポイントが分かれば、その年以降も採り続けられます。(環境破壊や気候変動などが無い限り)そのため、少し高く思われる価格設定にする予定ですので、あらかじめご了承ください。ちなみに予定では、松茸一ヵ所10,000円、コシアブラ1,000円位を予定しています。2019年山形は不作の年だったのですが、松茸1本100g相当=8,000円でした。
また、私と購読していただいた方のためにも、他人には内緒でお願い致します。もちろん、山に単独で行くのは危険ですので、複数人で行くことは仕方ないと理解しています。連れの方々にも、『ここのポイント内緒ね。』って口添えしていただければ嬉しく思います<m(__)m>
●Twitterをフォローして情報Get!!(◎_◎;)/
今後も、キノコ狩りに出かけて美味しいキノコを見つけたらTwitterで報告していきます。キノコの発生には都道府県別で大分ずれるとは思いますが、山形県で生えているのかいないのか分かります。また、写真からどんな場所に生えているのかも分かると思います。ですので、ぜひ『Kazuki』のTwitterをフォローして頂ければと思います。
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