今回は、河川に生えていた小さな『藤』を自宅の庭に移植したことについて書いていきます。
目次
●何の花が好きか?
ところで、皆さんは『何の花が好きか?』って問われたら何と答えますか?
私は、草花にはあまり興味がなく、多くの花の名前を知っているわけでもありませんが、ぱっと頭の中に浮かぶ花が3つあります。
『桜』と『彼岸花』と『藤の花』
桜は、日本文化に馴染み深い植物で、誰でも好きなんじゃないでしょうかね。桜の花見なんか良いですよね。でも、風や雨の影響で花びらが散ってしまいやすく、こんな和歌があります☟
『明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは』
意味:今美しく咲いている桜を、明日も見ることができるだろうと安心していると、夜半に強い風が吹いて散ってしまうかもしれない
奥深い和歌ですよね。桜は。。。デカくなるので、自宅の庭で育てるには厳しいです。
彼岸花は、赤の色合いと特徴形が好きです。あと、松茸狩りが始まる少し前に咲くので、違う意味で早く咲かないかぁと考えたりもします。この彼岸花は、季節になると庭の所々で咲いています。
藤の花は、葡萄🍇みたいに沢山鈴なりに咲くところが好きです。冬が終わり暖かくなると咲く花のイメージがあり、沢山咲いている所を見ると気分が晴れやかになります。入浴剤の香りも『藤の花』が好きだったりします。
藤の花は、庭にある棚を使って植えたいと以前から思っていました(∩´∀`)∩
※ちなみに、私はこの記事を書いている途中で、藤の花と彼岸花だから、何だか『鬼滅の刃』っぽいなぁと連想してしまいました。。。全く関係ありませんし、意識して選んだわけでもありませんφ(・ω・。)
●山には沢山自生しているが。。。
『藤』は近くの山に沢山自生しているのですが、何分大きいので、とてもじゃないですが掘って持ってくるいう事はできません。そもそも、場所よっては採取していけない所もあります。
ある日のこと親父が。。。
となり、自宅から5分の川沿いにやってきました。季節は冬真っ只中という感じでしたが、暖冬の影響で雪が積もっていませんでした。
親父によると、去年の春に、川の対岸にある田んぼ周りの草刈りをしていてたまたま花が咲いている所を見つけたらしいです。周りには木々がなく、その一ヵ所だけ咲いていたという事から何らかの形で種が落ち、発芽したんだと思うとのことでした。
真夏になると草がボーボーな所で、人が全く通らないような所です。『藤』だとパッと見ては分からない状態でした。『多分、これなんじゃないか?』と、ウネウネしたツルが藤と確信がないまま、後日穴堀道具を持って掘り返すことにしました。
季節が冬で、この荒れようなので、夏はどれくらい草ボーボーな所か予想がつくと思います。(;一_一)
●掘り返し
後日、トラックにスコップと鍬、鋏をもって例のポイントに行きました。
藤の状態は、山に生えている物と違い、腰程度の高さなので簡単に持って帰れそうでした。しかし、グネグネ曲がっては、周りの枝に絡みついていたので、ある程度剪定してすっきりさせることにしました。鍬とスコップで根っこをできるだけ傷つけに様に掘り返していきます。
土の中は、外以上に雑草などの根と入り混じっていて、掘るのが一苦労でした。🐮
長いツル似合わず、根っこ部分は意外と短かったです。
●自宅の庭に移植
私の家の庭には、ワラビの棚があります。しかし、去年2本ある内の1本が蟻🐜にやられ枯れてしまいました。昔は、ジジババが秋にワラビを採って食べていましたが、家族ではその二人しか食べていませんでしたし、自然に自生している所を知っているので棚が空いてラッキーでした。
丁度良いサイズでもあったので、その棚で藤を育てることにしました。写真は☟生き残ったワラビの木です。手前側の枯れたワラビの木は撤去しました。
採ってきた藤を植え付けします。
後は、無事育ってくれることと、植えたツルが藤であることを祈るだけでした。夏になり、成長したツルが藤ではなく、全く違う植物の葉っぱだったら本当にがっかりものでした。
結果は、しっかり藤ってました(∩´∀`)∩
●現在の様子。(2020.9.1)
今年の夏は、花こそ咲きませんでしたが、ツルがグングン伸びて順調に棚を征服しにかかっています。来年は花を咲かせそうなので楽しみです。親父の話では、紫色の花が咲いていたとのことなので、山でよく見かけるやつだと思います。
それにしても、約半年でこの成長スピードはすごいですよねw(゜o゜)w
●今後の『藤』移植計画
実は私、道路沿いの雑木林に珍しい白い藤が咲いているのを見つけました👀藤の高さは、私の身長ぐらいでした。ガードレールに少し掛かっており、道路整備局に撤去されそうな所にあるので、今年の秋にでも掘って持ってこれそうか見に行こうと考えています。移植が可能そうであれば、すぐに取り掛かろうと思っています。